薪ストーブって煙が気になりますよね?ご近所迷惑ではないか?家の中が煙たくならないのか?

大丈夫です。薪ストーブには煙をキレイにするシステムが備わっています。

触媒方式とは?

触媒方式は蜂の巣状の触媒を煙突に取り付けて、煤(すす)を吸着させ、排気をキレイにするシステムです。

二次燃焼方式とは?

二次燃焼方式は、燃え残ったガスをもう一度燃焼させて排気をきれいにする方式です。

触媒方式のメリットは?

触媒のメリットは、低温燃焼時にも排気対策効果があることです。焚き始めや、ゆっくり燃焼させたい時にも空気をきれいにしてくれます。

例えば朝まで火を絶やしたくない場合、大きな薪を入れてじわじわと燃焼させます。こうすると、寝た後も薪の補充なしで温かさを維持できます。また、出掛けたときにじっくり燃やして帰宅してもまだ火が残っている状態に出来ます。触媒方式ならこの焚き方をしてもある程度排気をきれいにすることが出来ます。低温で焚いてもクリーンな排気を維持できる、これが触媒方式のメリットです。

触媒方式のデメリットは?

触媒方式のデメリットは、定期的な清掃が必要だということです。触媒に煤をくっつける方式なので、これはやむを得ないところですね。

また、触媒は完全ではないので、どうしても排気がきたなくなります。この辺りが触媒方式のデメリットです。

二次燃焼システムのメリット

二次燃焼方式は燃え残ったガスを上のほうでもう一度燃焼させて排気をきれいにするシステムです。

映像と画像を見てみると、上のチューブから炎が吹き出しているのがわかります(わかりにくいけですが)。

チューブから空気が出ていて、そこで燃え残りのガスがもう一度燃焼します。そのため排気がきれいになります。

二次燃焼方式は排気がきれい

排気も触媒方式よりも二次燃焼のほうがきれいです。

二次燃焼方式は触媒の清掃が不要

また、二次燃焼方式は、定期的な清掃は必要ありません。そもそも触媒がないので、清掃のしようがありませんね。

二次燃焼方式は、炎がきれい

炎が渦を巻くように燃えるので、とてもキレイです。

二次燃焼システムのデメリットは?

デメリットは、高温で燃焼させないと、効果が得られない、というもの。常に高温で燃焼させないと煙の成分が排出されてしまいます。その為、
  • 寝る前に薪を多めにいれて、一晩中、すこしづつ燃焼させ続けることが出来ない
  • お出掛け時にすぐに消えてしまいやすい
  • 焚き付け時に煙突から煙が出る
こんなところがデメリットです。

薪ストーブの排気対策。触媒方式と二次燃焼方式のメリット・デメリット!

というわけで、薪ストーブの排気対策である、触媒方式と二次燃焼方式のメリット・デメリットをみてきました。

以上まとめると

  • 触媒方式は掃除が面倒だが、じわじわ焚くことができる。
    二次燃焼システムはじわじわ焚くことが出来ないが、炎がキレイで排気がキレイ。
ということでした。それぞれのライフスタイル、生活環境に合わせて薪ストーブを選びましょう。