こんにちは!ピンバタ・オリ( @pinbutter )です
薪におすすめの木としてハンノキが挙げられます。
薪ストーブはもちろん、キャンプにもおすすめです。
ハンノキはよく田んぼのあぜ道などで“稲架掛け(はさ掛け)“(刈り取った稲を乾かす)の木にされたりします。ゴツゴツしているので横に木を固定しやすいです。湿地帯によく生えてる木で田んぼのあぜ道の土止めとしての役割もあります。
しかも根っこから肥料成分が出るらしく、田んぼに一石三鳥の木です。
最近の米作りは機械化が進み、稲架掛けのハンノキは伐採されています。
そんなハンノキの特徴についてみていきましょう!
ハンノキは割りやすい
ハンノキがオススメの理由の一つは、とても割りやすいです。斧を当てると、削げるように割れていきます。剥がれるように、といったほうがいいでしょうか。
写真はハンノキを割ったところです。今回は薪割り機で割りました。
ハンノキは煙が少なく、キャンプにおすすめ!
ハンノキは燃やしたときに煙が少ないです。とってもクリーンな排気です。もっとも、今の薪ストーブは触媒方式だったり、二次燃焼だったりで、ほとんど煙は出ませんけどね。
ただ排気がきれいということは煤(すす)が着きにくいということ。これは試していませんが、煙突掃除が楽になるかもしれません。
ハンノキは昔、お殿様の薪だった!
昔はハンノキの煙が少ないという特長は重宝されたそうです。煙が出ないので、「お殿様の薪」といわれたそうです。
実際お殿様など、裕福な人たちが使ったのでしょう。確かに普通の木を囲炉裏で燃やすと、部屋中が煙たくなってしまいますからね。昔は煙の出ないハンノキは重宝されたことでしょう。
ハンノキは爆ぜない
ハンノキは爆ぜない(はぜない)です。爆ぜる、とはパチン!と爆発しない、ということです。なので火花が飛び散りません。こんなところも「殿様の薪」と呼ばれる所以ですね。
しかも燃やしていると静かに燃えていきます。炎もきキレイです(個人の感想です)。
ハンノキは火持ちがやや劣る
ハンノキは火持ちが若干悪いです。わりとすぐに燃え尽きます。
火持ちが悪いと、苦労して薪を作った甲斐がありませんね。まあ貰ったハンノキなら文句もいえませんけどね。
ハンノキは英語でアルダー!ギターの木!
ハンノキはギターに使われるアルダーという木の仲間だそうです!
薪にオススメの木・ハンノキまとめ
というわけでハンノキは薪によいですよ!
まとめると
- 割りやすい
- 煙がほとんど出ない
- 爆ぜない
- 火持ちは劣る
ということでした。
炎を楽しみたいときや、ストーブの中で焼き鳥などを焼くときにはいいですよ!
火持ちは劣りますが、良いところもあるので他の木と燃やし分けもいいですね。