学校町という地名は新潟県にしか存在しないそうです。


ゼンリンがいうのだから間違いないでしょう。不思議ですよね。全国どこにでもありそうなものなのに。

なぜ学校町は新潟県にしかないのか?

それではなぜ学校町は新潟県にしかないのでしようか。

新潟日報のサイトで解説されたことを要約すると、

  1. ありふれた名前なので他県では廃れた
  2. 学校が町の中心という意識が他県より強い
  3. 明治時代に憧れの新潟市の真似をして県内で広まった

とのことでした。

1.の「ありふれた名前なので広まらなかった」、ということは検討はされたということですよね。

やはりどこの県でも思い付く名前なのですね。でもそれだけだと新潟県が単純みたいですよね。

そこで2.の「学校が町の中心という意識が他県より強い」です。他の県では「ありふれた」名前と思われたけど、あえてその名前を使うことに新潟のプライドを感じます。

3.の「憧れの新潟市の真似をした」に関しては、よほどコンプレックスがあったのだと考えます。

当時新潟は水路を活かして物流拠点として栄えていました。それを管轄していたのが長岡藩。幕府の直轄地となったあとも長岡藩の影響があったようです。長岡藩と言えば米百俵の逸話もあるほど教育に熱心な藩でした。その新潟の教育熱心さを見習おうとしたのかもしれません。