こんにちは。ネジが切れたりネジの頭がバカになって取れなくなったりしたことはありませんか?
私は去年薪ストーブのメンテナンスをしてる時にネジが回らなくなりました。力いっぱい回したらネジが折れてしまいました。ネジがつけられないと薪ストーブのガラスを固定できません。なので鉄の薪ストーブに穴をあけてねじ切りすることにしました。
【この記事の概要】
この記事は鉄製の穴に入ったまま取れなくなったネジを削り、新たにネジの溝を作り直すという記事です。作業としては
- ネジごとドリルでもんで穴をあける
- タップという道具を使ってネジの溝を切っていく
- 溝に合うネジをねじ込んで完成!
という流れになります。
さっそく詳しく見ていきましょう。
ネジ山潰れ、ネジ切れでネジが取れない場合、ネジごとドリルで穴をあけ、削ります。
ネジ山がつぶれたり、ネジが切れたりしたら、ネジごとドリルで穴をあけます。つまりネジごとドリルで削ってしまうのですね。
金属用ドリルでネジごと穴あけ
まず折れたネジのところを元の穴より少し大きめの金属加工用のドリルで掘っていきます。
硬くて穴が開かない場合
なかなかネジが固くて穴が開かない場合もあります。そんな時は差支えなければ隣にネジ穴を作ります。私の薪ストーブの場合、穴の場所は高さを合わせれば近くで大丈夫でした。なので、近くに穴をあけることにしました。
高さはナットを挟んで調整しました。問題なければこの方法が簡単です。
タップでネジ用の溝を切る
穴を開けたら、タップという道具で溝を切っていきます。
私はこれを使いました。
この時、穴より大きめのタップを使います。
以下はタップで溝を切っている様子です。慎重に、まっすぐに作業します。
この時、オイルを垂らしながら溝を切っていきます。何のオイルでもいいですが僕は粘着性のある チェーンソー用のチェーンオイルを垂らしながら作業しました。粘り気があるほうが良いです。
果たしてこれでうまくいくのかドキドキしました。でも意外と上手くいきました。
後から薪ストーブ屋さんに「ネジが取れない時は CRC などの潤滑油を使ってとらないと駄目ですよ」と言われました。
というわけで、ネジを取る場合、ねじ込んでから時間が経っているならCRCなどを使いましょう。
ネジ切れ、ネジ山潰れで取れなくなったらドリルで穴開け、タップで溝切りのまとめ
というわけで、ネジが切れたり、ネジ山がつぶれて取れなくなったら、ドリルでもんで削る、ということでした。ドリルで削れないなら、近くに穴をあけて対応します。穴を開けたらタップというジグで溝をきる、ということでした。
ご参考になさってください。