薪ストーブやキャンプでどんな木を燃やしていますか?貰いものなので選んではいない、という人が多いとは思います。

でも木の種類によって特性がいろいろです。それぞれの特性を頭に入れておくと役に立つかもしれませんよ。

クヌギが薪におすすめの理由 割りやすい!

クヌギは斧で割れやすいです。
大木でも、少し乾くと芯からひびが入ります。そのひびめがけて斧を振り下ろすと、気持ちよーく割れてくれます。

ただし端から削ぎ落としてくような割り方はできません。また、節があると割れません。

それでもかなり割りやすい部類に入ると思います。ちなみに私は今日、だいぶクヌギを割りました。もちろん斧で割りましたよ。簡単に割れるので気持ちよかったです。
さてさて、たくさんもらったクヌギの木。たくさんあったつもりなのに割って積み上げたら薪棚の半分ぐらいでした。

IMG_20180329_194921_434

たったこれだけかと 自分でもがっくりしちゃいました。
まあこんなもんですよね。

クヌギが薪におすすめの理由 火持ちがいい

クヌギは火持ちがいいです。クヌギはいわゆる硬木です。一度火を着けると長い時間燃えてくれます。一本の薪でのカロリーが高い、とも言えます。

そのため

  • 薪補充の手間が減る
  • 薪を保管するスペースが節約できる
  • 薪集め、薪割りの手間がへる

というメリットがあります。大変な思いをして集めた薪が一瞬で燃え尽きたら、困りますよね。

クヌギが薪におすすめの理由伐採してからまた成長する

クヌギは伐採した後、横からひこばえが生えてきてまた成長します。なので何度も薪として利用しやすいです。
その時はすでに根が張っているので成長が早いのです。

クヌギは江戸時代にも薪に利用された!

江戸ではクヌギが薪として使用されていたようです。
江戸時代、武蔵野平野はクヌギ林が広がっていたそうです。もちろんはじめから生えていた、ということもあるでしょう。積極的にクヌギが江戸で栽培されていたようなのです。

それは上記でみてきたように

  • ひこばえからまた成長しやすい
  • 割りやすい
  • 火持ちがいい

という理由です。特に1.の「ひこばえから成長しやすい」2.「割りやすい」などは、人力に頼っていた時代、重宝したと考えられます。

クヌギはカブトムシが好む

というわけで、クヌギは昔から薪に使われてきました。だから昔は自分の山林にクヌギを植えていたようです。
その結果として昔はカブトムシもいっぱいいたのでしょう。

私は昨年から自宅の山林にクヌギの種を植えています。

将来カブトムシが沢山採れるかもしれないと今から楽しみです。

薪におすすめの木・クヌギ。理由を3つ!のまとめ

というわけで、薪におすすめのクヌギの木についてみてきました。

クヌギのメリットをまとめると

  • クヌギは割りやすい
  • 火持ちがいい
  • ひこばえからまた成長する
  • ということでした。

    補足として、クヌギの乾きやすさは普通です。

    それでも薪でとしてはかなりおすすめです。