すっかり夏らしくなってきました。梅雨と言ってもあまり雨も降らないし、夜は涼しいし虫もそんなにいない。今が一年で一番いい時期かなって思っています。
 さて、雨もあまり降らないと書きましたが、雨が降らないと困るのが漁師さん、お魚屋さん。いつもこの時期はスルメイカが穫れます。新潟の海では「雨がふるたびにスルメイカが大きくなる」といって、梅雨時期の漁師さん、お魚屋さんの名物なのです。たくさんとれるから安いし、身が柔らかく美味しいのです。
 ところが、新潟県の糸魚川市にあるお魚屋さんと話してみると、穫れるはずのスルメイカがあまりとれていない・・・
温暖化のせいなのか、雨が降らないせいなのか水揚げが少ないそうです。
その代わり、昔は穫れなかったサゴシ(サワラの小さいもの)が大量に水揚げされているそうです。
じゃあサワラを売ればいいじゃないか。そう突っ込みを入れたくなりますが、やはり人間の習性はそう簡単に変えられないのか、糸魚川でサワラを売ってもそんなにお客さんに喜ばれないようです。
 まあ、こればかりは漁をやってみないとわからないので、もしかしたらこの先大量に水揚げがあるのかもしれません。昨年穫れなかったアジも今年はそこそこの水揚げがあるようですし。
 ただ、全体的に魚が穫れなくなってきているのが気がかりです。