関東と関西。文化が結構違ったりしますよね。

なぜかというと、糸魚川静岡構造線があるから交流が少なかった、と考えられます。

糸魚川静岡構造線とは?

糸魚川静岡構造線とは、通称「糸静線」と呼ばれる、フォッサマグナの西の線です。

太平洋側には天下の険・箱根があります。

また日本海側にはこれまた天下の険・親不知・子不知があります。

もちろんこれを越えての行き来はありました。

でもその途中に町がなく、気軽に交流できませんでした。

なので文化的に分断されたのですね。

そんな関東と関西の違いについてみていきたいと思います。

電車のエレベーター、急ぐ人は右か左か

電車のエレベーターで、急ぐ人用に道を空けることがありますよね。

関東では右側を空けています。

一方関西では左側を空けます。

これは大阪万博からの習慣とか色々いわれているそうです。

濃い味と薄味

一般的に関西は薄い味、関東では濃い味が好まれます。

関西の醤油は薄口。色が薄く、醤油の味がしません。

一方関東の醤油は色も味も濃いです。

鮭の文化とぶりの文化

関東以北は鮭の文化です。

関東以北のお正月のご馳走といえば鮭でした。

これは鮭が冷水性の魚で関東以北で主に漁獲されるからです。

一方関西はブリの文化です。

富山県のブリは有名ですよね。

日本海側で塩ブリを作り、それを人力などで岐阜などに運んでいました。

長靴が黒か白か

これは関東と関西というより、九州になります。

関東の長靴は黒く、九州の長靴は白いです。

これは気温に影響されていると考えられます。

黒い色は熱をためます。一方白い色は熱を逃がします。

そのため寒い関東では黒い長靴を履き、暑い九州では白い長靴を履くのですね。

関東はヒサカキ、関西はサカキ

神棚に飾る榊(さかき)。関東で飾られている榊はヒサカキというものが多いそうです。

私もホームセンターで売られているのをみると、ほとんどヒサカキです。

それに対して関西ではサカキが飾られていいるそうです。

このあたり、もおもしろいですよね。

自分の信じていたものが、いかに狭いものだったかと思いしらされます。

灯油のポリ容器、赤か青か

灯油のポリ容器が、関西では青いそうです。

東日本に住む自分は赤いポリ容器しかみたことがないので、衝撃を受けました。

電気の周波数の違い

電気の周波数も関東と関西では違います。

関東と関西の違うところまとめ

というわけで関東と関西の違いについてみてきました。

まとめると、

  1. 糸魚川静岡構造線という天下の険が境目
  2. エレベーター、関東では右側を開ける、関西は左側
  3. 関東では濃い味、関西では薄味
  4. 関東は鮭の文化、関西はブリの文化
  5. 長靴の色の違い
  6. サカキとヒサカキの違い
  7. ポリ容器、関東は赤、関西は青

ということでした。

色々違っておもしろいですよね。